アルヌー　ラショー　ロマネサンヴィヴァン　グラン　クリュ 2013

アルヌー・ラショーは、ヴォーヌ・ロマネの名門ドメーヌとして名高いロベール・アルヌーが2008年から改称。末娘のフローランスが婿をとり、ドメーヌを継ぐ。その婿こそ、現当主のパスカル・ラショーだ。ブドウ栽培家としては既に200年以上も同じ場所に居を構えるという旧家で、20世紀初頭に創立した歴史あるドメーヌです。ロマネ・サン・ヴィヴァンの他、クロ・ド・ヴージョ、エシェゾー、ラトリシエール・シャンベルタンの4つのグラン・クリュを含め、14haを超える畑を所有しています。ブドウ栽培はリュット・レゾネ。手摘みでブドウを収穫し、ブドウは破砕せずに低温マセレーションの後、ステンレスタンクで自然発酵。樽熟成期間は平均14ヶ月で、新樽の比率は村名で20～25%、一級畑で30～50％です。バランスが良く、果実味が過ぎたり樽香が強すぎることもなく、しかし、十分な凝縮感を伴っている。

このロマネサンヴィヴァンは、アペラシオンの最南端に位置し、ロマネ・コンティから50メートルの距離にあります。平均樹齢90年の古木を守るため、馬で耕しています。
凝縮した黒い果実やスパイス、非常に香り高いフローラルなブーケを持っています。リッチで濃厚、タンニンはビロードのように滑らかです。重さを感じさせない見事な深さがあり、非の打ち所のないバランスを持っています。余韻も非常に長く素晴らしいワインです。

2013VTは秀逸な年