シャトー ラトゥール 2014 メドック格付 第一級

ラベルにも描かれている塔（ラ・トゥール）がシンボルのメドック1級シャトー！歴史のある偉大なシャトーですが、その地位に甘んじることなく、2000年には巨額の資金を投じて大々的な改修を行いました。最新の醸造施設や貯蔵施設を備え、当主フランソワ ピノーと現場を取り仕切るフレデリック アンジュレによって、非の打ち所のない完璧なワインが次々と生み出されています。

ラトゥールは2012年以降、プリムール販売から撤退することを発表しました。完璧なまでの品質主義によるもので、「最高の飲み頃で味わってほしい」という意向から2012年ヴィンテージは販売されるまでに9年もの長い年月を要しました。

シャトーラトゥール2014年は、同ヴィンテージの気品・魅力にあふれた特徴をよく表しています。温暖で湿度の高い冬を超え、温暖な気候であった3月は早めの発芽を促しました。(3/21 メルロ, 3/31 カベルネ・ソーヴィニヨン) その後4月から5月上旬までは日照量に恵まれましたが中旬には雨が降り衛生的に少し弱まりました。6月は暑く乾燥した気候となり早めの開花となりました。(6/2 メルロ, 6/5カベルネ・ソーヴィニヨン)7月は比較的涼しく8月、9月は日照量に恵まれ収穫まで安定した気候となりました。ビックヴィンテージ1996年を彷彿させつつ、20年前とは得て非なる、より優れた果実の完熟感と厳しいセレクションを経た良質なブドウ由来の素晴らしい仕上がりを感じます。

パーカーポイント：+97点

ぶどう品種 カベルネ・ソーヴィニョン90％、メルロー 9.25％、カベルネ・フラン 0.5％、プティ・ヴェルド0.25%