オルネッライア マッセティーノ2019

サッシカイア、グラッタマッコに並び、三大ボルゲリと呼ばれる「オルネライア」。カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロのブレンドで造られるオルネライアに対し、メルロ・カベルネ・フランを使用したもうひとつの伝説的ワインがマッセート、そのセカンドワインです。マッセティーノは、マッセートのリリースから30年目の節目である、2017年に生み出されたセカンドワイン。ファーストラベルの若樹を用いた贅沢な造りで、マッセートの片鱗を感じさせる味わいです。醸造においてはイタリアの伝統的製法ではなく、最新の醸造設備を完備し、モダンで丁寧なワイン造りが行われています。畑の区画ごとそれぞれ醸造。コンクリートタンクにより最小限のポンピングオーバーによって抽出を行い、28～30℃の温度で4週間マセラシオン。その後、50%新樽のオーク樽に入れられます。12ヵ月間それぞれの樽で熟成された後、ワインはブレンドされ更に樽で3ヵ月熟成。瓶詰め後、リリースの良きタイミングまで瓶内にて熟成させます。

「スーパータスカン」でイタリアの新時代を築き上げた産地。

ボルゲリエリアは、フィレンツェから車で2時間弱走った場所に位置する、ティレニア海と山に挟まれた地域。同じトスカーナにある銘醸地、キャンティやブルネッロ・ディ・モンタルチーノとは異なる地中海性の温暖な気候が特徴です。ボルゲリやスヴェレートなどボルドー品種を使用した力強いワインが造られています。

パーカーポイント 94-96点